2010年05月25日

Rumney

1週間前(5月14〜16日)に、ニューハンプシャーのラムニー(Rumney)に行ってきた。触ったことのないような灰色の片岩でできていて、面白かった。Dave Graham等が開拓した5.14~5.15aで有名なエリアだが、今回は5.7から5.10dまで6本くらい登った。
アプローチは駐車場が近く、途中車で近くの喫茶店まで行って甘〜いエスプレッソを飲んでパワーアップ。フリーの最中、喫茶店に行くのが始めてでこれもこれで面白かった。
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今回の宿泊先は大学のアウトドアクラブが持っているキャビン。ギュウギュウで40人位は泊まれそうだ。長期滞在をするには恰好の場所で、サウナもあった。ただ水がないのがちょっと大変。
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2010年05月12日

フリー:Farley, MA 2010年5月9日

日曜日、西マサチューセッツのトポのないクライミングエリア「Farley Ledge」に行ってきた。岩場の雰囲気が少し日本に似ていた。だが、素晴らしいクラックがあったのに、最上部に土が入っていてナッツキーで掃除をしながらの登りになった。もったいない。
この一年間、フリーに行かなさ過ぎてだいぶパワーが落ちてた。二日経っても筋肉痛がひどい。

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計画書について

今回の鹿島槍東尾根の報告を読んだら、たまに話題になるトピックが浮かび上がっていました。
警察への計画書提出について、バリエーションルートは年中、一般道も冬季は登山口のポストに計画書を出してもあまり意味がない。年末年始とGWの入山者が多い期以外は、ほとんど取りにきてこないからである。
山に向かっているとき、警察署か交番に寄る手もあるが、メールか郵送するのが確実なので積極的に使おう。(ホームページにある各警察署の連絡先がちょっと古くなっているので部員に新リストを送った:確認してください。)

最近、考え方が緩くなったが自分があまりいい見本を見せなかったのも原因だと痛感している。出発直前の計画変更が多かったり、提出ポストのなさ・無意味さが現実だったり、連絡係さえしっかりしていて万一の時FAXしてくれればいいと思ったり、こう言った要素があいまってあまり必要性を感じなかった。

しかし、その肝心な連絡係に何かあったら、どうなるだろう?と思うと、自分の考えのあまさが見えて来る。顧問教員には出したものの、連絡係から非常の連絡がなければ、考えるまでのことでもない。そういった場合に備えて、やはり警察にも1通を送っておいたほうが無難だろう。

最近、計画書を部員全員のパソコンアドレスに回すのを試し始めたが、得に長い合宿のときに連絡係以外に予備連絡係があったほうがいいか、またはネット上で入山・下山システムを作るか、現状のままでいいか、現役でいろいろと議論したらどうですか。

--heiki
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2010年04月27日

最近、活動してないのか?

いいえそれは、気のせいだ。
3月は4〜5回も合宿、山行を行って、4月は新入生に向けての部活紹介活動をやっていたので、あまりHP・ブログを更新していない。

大体、以下の通りだったので、そのうち報告も出てくる(はず)

アルパイン(八ヶ岳)
アイス(戸台川+赤岳鉱泉)
文登研(富山)
前穂北尾根(敗退)
塩見岳
鹿島槍東尾根


--heiki

追加(2010年5月12日):3月の報告がホームページにアップ!
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2009年12月30日

山の食料科学:褐色脂肪

バターなど脂肪類は、冬期長期滞在に効率がよく、体が暖まるいい食料だ、という結論が。。

最新の研究、例えばここここでは、
「brown adipose tissue」=「brown fat」、日本語で「褐色脂肪」が大人の人間にも存在し、その量が寒さによって増えるんじゃないかという結果が出ている。

褐色脂肪は一般的に乳児・幼児の体内に大量に存在し、高脂率な母乳の脂肪を熱量に直変換できる脂肪組織である。幼い哺乳類の体温を保つのに不可欠な機関であることは言うまでもない。

現在使われている医学の教科書にも、大人のヒトには褐色脂肪がないと書いてあるが、普通の人間にも喉あたりには少量にあり、しかも寒い環境に生活する人間には比較的に多い、ということが最近の研究で少しずつ分かりつつある。

つまり、冬山など寒い環境で滞在すると、自然的な細胞分裂によって褐色脂肪が増え、あぶらをとれば体温が保てる、ということになる。

いつあぶらをとるべきかについて、科学的な結果が出ていない。もちろん、炭水化物をなしにして脂肪だけで行く訳にはいけない。特に糖類が脂肪類よりずっと早く変換できるからだ。

しかし直感的には、朝ごはん、レーションに今より多めに入れるべきじゃないかと考える。後者はナッツ類、チーズを追加する;だが朝飯にピーナッツバター、マヨネーズはピンと来ない・・美味しいレシピ−を持っている人、いないかね?

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2009年12月22日

山行計画 前穂北尾根から明神主稜

期間;12月26日〜1月5日
メンバー;青木、森下、小田切、峯尾

行程;26日 磐田6:51=東静岡8:00=13:34松本13:50=15:05釜トン−19:00徳沢
27日 −慶応尾根−8峰付近
28日 −5・6コル
29日 −3・4コル
30日 −山頂直下または明神岳手前コル
31日 −2726ピーク付近
1日 −南西尾根−下山

2,3,4,5日 予備日

*ペミカンは各自1つ。今までの分量はバターが多すぎるから半分でいい。

*メインザックを背負って岩場を登るので、各自なるべく軽量化すること。パーティのスピードを左右する

*寒さがかなり厳しい。下半身が寒いのでアンダーを重ね着する。目出棒、ゴーグル必須。インナー手袋は3つ。予備靴下必須。着るものはちゃんと持っていく。

**今回は必ず登りたい。そのための予備日もとった。北尾根は岩場こそ比較的簡単だが、寒さ、風が強く厳しい。ロープを出せない所では滑落は許されない。北尾根は偵察しているが、明神は未知だ。今の実力からして大きな試練になるだろう。各自、気合を入れて望んでほしい。みんなで登りきろう!この山を乗り越えて、自分たちがどう変わるか。今から楽しみだ!

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2009年12月14日

即報告 12月12〜13日 八ヶ岳・中山尾根

メンバー;青木、佐々木、峯尾

2週連続で八ヶ岳に行ってきた。
土曜日は僕が寝坊して、美濃戸口に12時に到着。赤岳鉱泉には3時を過ぎていて、アイスは断念。今年は暖かくて氷結状態が悪く、アイスキャンディの氷も薄い。ジョウゴ沢を見に行ったが、F1は轟々と水が流れていた。上の様子を見に行った人にF2も駄目で、さらに上部なら何とかできる、という話を聞いた。滝が駄目でキャンディに人が集中して、ロープを張る場所がないくらいだった。

翌日、テントをたたんで暗いうちに出発。ちょっと行き違いがあって峯尾とはぐれた。独断先行はいけない。中山乗越までは、すぐ。トレースがあるかと思ったが、全く無くて適当にルートファインディングしながらラッセルを1時間する。2人が頑張ってくれた。

下部岩壁の下のリッジで準備をして取り付く。1P目は正面のステンレスハンガーにヌンチャクをかけて、悪い右トラバースをして左上する凹角に入り、テラスでビレー。2P目、そこから左にトラバースして草付きを登る。草付きにピッケルが良く刺さるものの、スタンスが乏しく1歩思い切りが要るが、ボルトがあるので安心できる。そこから雪壁を登って木でビレー。
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そこから潅木のまばらのリッジをしばらくコンテするも、上部は急で、しかもビレーアンカーが作れず、僕は確保なしで登り、木でビレー。上部岩壁の取り付きとなる。ここで後続パーティに抜かれ、その人たちは上部岩壁の正面を登っていった。僕らは休憩をして、トポどおりに右の凹角から行く。支点はいいが、下部はアイゼンで小さなスタンスに立ってバランスを取りながら、雪の乗ったホールドを掘りながら、またはピックの引っ掛けの登りで、悪い。中間で休むことができて、上部のかぶった核心になるが、雪も付いてなく、ハーケンも多いのでそこまで怖くない。乗越すと、快適な草付き。リッジ上の安定したポイントでビレー。

そこから、もろいリッジとなり、プロテクションが少ない。雪の乗ったもろい岩で緊張した。ピナクルは左の草付きから巻いて、トサカのピーク手前のリッジ上のボルトまで登ろうとしたが、ロープが重く、長さもぎりぎり足りなく(しかも体勢が安定せず)で苦労した。手前で切ったほうがいい。

そこから登山道へと右にトラバースして終了。地蔵尾根を下り、小屋に戻り、アイスをやるか悩むが、帰りの路面状況が心配で早々に帰った。
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午前中は無風で暖かく、昼ころから風が出てきて寒かった。登攀時間は休憩入れて6時間ほど。僕のリードのできはまあまあだった。それというのも4月に一度登っているからで、ルート概念、ビレイ支点の位置は完全に把握していたので、あとは雪が付いた状態でいかに登るかということだけであった。しかし、核心のW級よりも、雪が乗ってホールドの分かりづらいV級の方が難しかったりする。
今回、特に上部の草付きはプロテクションがとれず、怖い思いをした。

潅木、草付き帯を交え、岩と岩をつなぐ中山尾根は、ラッセル、登攀、コンテなど様々な要素があり、そうしたロープワークは北尾根のいい練習になった。北尾根はもっと雪が付いて、はるかに荷物が重く、気象条件が厳しい。これからしっかりと準備をしていかなければならない。

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2009年12月07日

即報告12月5・6日 八ヶ岳阿弥陀岳北西稜組

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メンバー(左から)山口、小田切、青木

先週末、大人数で八ヶ岳に行ってきた。北稜組と北西稜組に分かれることにして、土曜日にアプローチの途中でこのメンバーで先行して取り付きに向かうものの、道が分からず引き返した。その日は行者小屋でもひどい吹雪で、行かなくてよかった。

翌朝、支度が遅くてアプローチするころには明るかったおかげで、トレースはばっちり。前に4パーティ位いて、最後尾だった。赤布がたくさんある登山道の分岐から、右に行って沢を渡り、ずっとトラバースして細い尾根に乗っかったら真っ直ぐ樹林帯を登る。樹林限界を超えると、細いU級のリッジが100m。先行は右の樹林帯をラッセルしていたが、ここはリッジ通しにいった。上部岩壁の20mほど下のステンレスハンガー1本でビレイ。

岩の基部で順番待ちをして、右にトラバースしてV級の凹角。ピンが少なく、ホールドを掘り起こしながらのクライミングでグレード以上に悪い。慣れていないこともあると思うが、ランナウトしてアイゼンで微妙なバランスは怖い。指が冷たかった。上部の垂壁の下までロープぎりぎり。
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先行パーティはトポにない左側をトラバースして行った。どうするか迷うが、右のW級の凹角に行くことにした。ハーケンは沢山あるが、抜けそうだ。何より傾斜が強い。躊躇なくA0するも、途中のステンレスハンガーで敢え無くテンション。そこから真ん中にクラックが走っていて、キャメロットの2番がきまりそうだが、あいにく持ってない。クラックにピッケルを叩きこみ、手・足をジャミングして左のスラブに乗り込む。恐ろしい。

上部は傾斜の落ちたリッジとなり、左側から上がってきた先行パーティとリングボルトでビレイ。簡単そうと思った左側も最後が結構急だ。そこから雪面を登り、岩の右を行くとピークに出て、左に行くと阿弥陀岳の頂上だ。そこからコルへと下って、登山道を降りる。樹林帯を下って小屋に戻ったときには暗くなり、美濃戸口に下りたのは8時半くらいだった。

八ヶ岳はアプローチがよく、体力的にはまあまあだったが、風が強く寒いなかで雪を払いながらのクライミング・アイゼンでのバランシーなクライミングは疲れた。まだまだクライミングが下手だ。もっと上手く登れるようになりたい。
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【青木賢崇】
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2009年11月30日

即報告・北岳 11月28・29日

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行程; 夜叉神〜池山吊尾根〜山頂
メンバー; 青木、森下

先週末に北岳に行ってきたので、とりあえず簡単に報告します。

計画ではバットレスを登る予定でしたが、全然時間が足りなくて山頂に行っただけでした。ラッセルはくるぶし程度、樹林帯では膝くらい。天気は初日、快晴。2日目、風が強く八本歯を越えると風雪。池山吊尾根は長く、2日とも12時間行動で体力的に厳かったです。

さらに、夜叉神トンネルは昼間は人も通れないので注意。僕らは峠まで迂回して大変でした。

1IMG_0050.jpg山頂にて
【青木賢崇】
posted by sangakubu at 18:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 山行

2009年11月24日

クライミング@Gunks 11月22日

アメリカに来てから1ヶ月・・

そしてまったくクライミングしていなかった自分が情けなくなり、土曜日にMIT山岳部(正確にアウトドア部)に短期入部し、早速日曜日にShawangunkに行ってきた。

一緒に登った人が初心者だったし、怪しい借り物NP(小さめのフレンズ1セット、ナッツ1セット)で今回はLimelight 5.7(5.8) OS, Trusty Rifle 1P 5.9(5.10b) TR, Sixish 1P 5.4+(5.7) OSの会計でした。

印象として、エリアの花崗岩の質はすばらしい。ヨセミテのスムーズなフェースより、角・棚が多い感じ。あちらこちら小さいクラック(横クラックも多い)があって、NPはこれらで取る。日本のルートと比べると、かなりランナウトするけど、ルートのポイントになるハング越えのところはハングの下に横クラックがあってプロテクションが取れる。なかなか面白い。

日本から、これらだけ目指していくべきかというと、そうでもないと思うけど、アメリカの東海岸を廻る場合はいくべきだろう。一週間くらいは軽くいられる。

ただし、キャンピングはただだが、クライミングするには一日15ドルのデイパスが必要(長期だとちょっと安くなる)。そして週末はニューヨーク等からのクライマーで混んでいる。

また行ってみたい。High Exposureとかが面白そう
http://www.climbing.com/exclusive/classicclimbs/highexposure/

--heiki
posted by sangakubu at 13:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記