2010年12月16日

スイス

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スイスに到着。テンションがめちゃくちゃ高い。

友達のステファンが空港に向かえ来てくれて、とりあえず電車の中でビールを飲む。
ベルンに着き、チーズを食べまくる。時差で眠いが、無理やり近所のクライミングジムまで連れていかれる。ジムはSCCより3倍くらい大きいのでびっくりする。山があるから、ジム要らないんじゃないか〜
打ち上げにブーツ形のグラスから凝った形式に従ってビールを飲む。スイスには数日しかいなくて、しかもこれから2日間吹雪くらしい・・ まぁちょっとアイスクライミングでもできたらいいかも。

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--heiki
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2010年12月08日

12月5日 アイス Crawford Notch, NH

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前夜発でアイスに行って来た。ビールを飲んで快適な車中泊。

5日の目的はMt. WebsterのShoestring Gully III 2。しかし、朝6時起きたとき、明るくなったら雪にホワイトアウト。ルートがどこにあるか分からない。USGSの地形図でもっともそれっぽいガリーを等高線で選んで、コンパスを頼りに斜面を登って探し、2時間ぐらいで着く。しかしほとんど水で氷が少ないので引き返す。
車に戻ったら晴れる。ルートがもっと右のガリーだったことが分かる。もう戻る気も時間もないので近くのFrankenstein Cliffに向かう。
フランケンスタインはバーチカルが有名だが、垂壁のアイス・ダガーがまだ発達していない。標高が低いから仕方ない。薄い氷のついたスラブを見つけ、スクリュー1本も取れない薄さなので裏から回ってトップロープで遊ぶ。しかし、なかなかいい(=激悪くて激難い)ベルグラと氷と岩のミックスが楽しめる。行く価値があった。また今週末行きたい。

--heiki
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2010年12月05日

磁気偏角。

地図を見たら、こっちの磁気偏角(コンパスがずれている角度)が16度もあると分かった。
恐ろしい。日本もフィンランドも、せいぜい6〜7度なので、普通に歩いていれば「ちょっと直す」という意識で十分。読んでいる人の誤差と考えれば大したものではない。しかしこれから16度に熟れないといけない。コンパス読みが遅くなりそうだ。。

--heiki
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2010年11月29日

雪崩いろいろ。

ボストンに来て、今年雪が積もったらバックカントリー・スキーもする予定だ。
スキーだとクライミングでは行かないような、木のない雪の積もった斜面に行くことになるだろう。それに、気候条件が日本と違う。なので雪崩のリスクが高まるばかりか、前にもっていた知識・経験が通用しないかもしれない。そのため、最近は北米の雪崩について勉強し、雪崩に詳しい地元の人と話をしている。

そこで自分のいくつかの短所に気づいた。長くなるので詳しい内容はともかくだが、俺の考えが変わったところのうち、山岳部にとって有益であろうところについてここで少し書きたい。完全なる正論が存在しないので自由にコメントして下さい。

まず傾斜の意識。雪崩が発生する傾斜は一般的に30度から50度位だと知識として知っていたが、知らなかったのは、湿度が低いと50度程度の傾斜ではほとんど雪崩がないに対して、湿度の高い気候では雪が斜面にくっつきやすくなり60度程度でもでかい雪崩が生じる。さてと雪の斜面を登るとき、または上から見るとき、その傾斜は何度なのか言えるかどうか。俺は言えない。雪崩そうな傾斜かどうかは直感的に分かっている(つもり)だが、確かではない。今冬、傾斜計付コンパスを持って練習する予定だ。

弱いポイント。ほとんど雪しかない斜面に、寂しそうな岩が出ていると、その岩の下付近が弱いことが多い(=そこを踏むと雪崩やすい)。常識だけで考えると、岩が雪を抑える支点だと考えていたので、これを知らなかった。しかしこのタイプの弱層の発生現象が複雑で、湿度の高い気候(日本?)では逆の可能性もある。とにかく、リッジライン(まわりより高いところ)なら行ってもいい、下山のルンゼ、北向きの斜面なら避けたほうがいい、と言ったところだろうか。

弱層テスト。前は雪の柱を作って、それを上から叩くテストを参考にしていたが、これは雪崩の発生条件の一つ・雪の強度・しか計らないらしい。しかし強度は、雪崩が発生するのに必要なインパクト(丁寧に歩くとジャンプとの違いを表す尺度)しか意味しない。人が雪を踏んで一ヶ所の弱層を潰しても、雪崩になるためにはその一ヶ所の周りも連鎖的に潰れていかないといけない。このため、別のテスト("Extended Column Test" - ECT)がある:
奥行き30cm、幅90-100cm、深さ120cmのブロック(つまり普通の柱の幅3倍のやつ)を作る。これの片側に、柱テストと同じように上にスコップをおく。そしてそれを叩く。叩いて、雪が潰れた時、弱層沿いにクラックができれば、テストしたポイントが雪崩やすい。
http://www.youtube.com/watch?v=rwXW7NIzlBo
しかし、上記のECTは科学論文が少ない。ECTではなく、以下の少しもっとめんどい"Prototype Propagation Saw Test"がある。こちらのほうが発表されている科学論文(根拠)が多い:
まず四角い柱の強度テストでもっとも危なさそうな弱層を探す。つぎに、奥行き90-100cm、幅30cm、深さは弱層の下まで(つまりECTと同じ大きさだが90度回転)のブロックを作って、弱層を弱層沿いにスノーソーの刃じゃない側で切り始める。ブロックの半分未満で潰れたら、テストしたポイントが雪崩やすい。
http://www.youtube.com/watch?v=9hZEWscONG4
(これのコメンタリーでは、弱層は深いから雪崩が人間によってかなり発生させにくいが、もし発生したら、連鎖反応が強いため大きな雪崩になりやすい)

装備。今まではスキーをやっていたらビーコン必要、クライミング・縦走だけなら不要、と考えていた。そして今も、日本の状況では多くの場合、必要ではないと考える。なぜかというと、雪崩が発生しないルート選択がほとんどできるからだ。または、雪崩る斜面があるルートでも、天気の雪への影響を正しく判断できれば、危険な状態が大体避けられる。そしてヤバそうな時は、リーダーにロープ等紐をつけて、もし流されたらそれを頼りに探す。また、「ビーコンを持っているから大丈夫」と甘く考えて、もっとリスクを犯す可能性もある。にしても、例えば今年の三月の山行の二つ(前穂高と鹿島槍)で、実際に雪崩の危険があったと思ったし、今もそう思う。そしてどちらも、進もうにも戻ろうにも危険があった。こういうとき、選択が強いられると若干のリスクがどうしても出てくる。我々はどちらの賭けも勝ったが、可能性が低いにしても雪崩る場合に備えるのに越したことはない。そこで、必要ではないと書いたが、少なくてもフル装備のときは、200グラムのビーコンはそこまで重くないので持っていくべきかと考える。ビーコンを所有していれば、という話だが。そして2週間に一回以上練習しないとあまり意味がないらしい。ほかの装備ではAvalungという、埋もれた人の息が吸える時間を延長する装置もあるが、登山にはちょっとかさばって重いんじゃないかと思う。でも本当に流されたら命拾いかも。1パーティーに1個、どうしようもない時はトップに着せて、流されたら雪崩の跡を降りてビーコンで探す?

ではでは。雪崩について勉強しましょう。なかなか面白い。
--heiki
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2010年11月23日

11月19〜21日 アルパインアイス:Lincoln's Throat, Mt. Lincoln, NH

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気温が水曜日から下がっていていたので、前週I-93のCannon Mountain近くから見た「白いもの」の偵察に行った。トポは存在しないが、氷ができて、そちらはLincoln's Throatと呼ばれていると少し情報は聞いていた。ネットから見つけた25年前の地形図を頼りに、フル装備で登ってみた。

11月19日

9時半にボストンをたち、途中ビールとベーゲルと酒入用のペットボトルを買って、駐車場で車中泊。

11月20日 曇のち吹雪のち晴

朝6時半起きて、7時15分歩き出す。ハイカーらしき者がもっと早く出発していた。登山道が尾根に登り出すところ、南の尾根にガレをみつけ、上部はガスっているがあれが目的のLincoln's Throatと推定。川まで薮漕ぎで降りて、川を渡って、目的の沢に付く。9時20分。
沢を登りだし、特に難しいところはない。プラブーツでちょっと滑りやすい。1時間半歩いたら、沢が大きく右に曲がって、ちょっと登ったら氷のスラブが出る。アイゼンをつけてノーザイルで登る。70mくらいのスラブで、最上部は氷が薄くて少し考えさせられる。その上に、短い急傾斜のクラックだが問題ない。
吹雪の中でゴーロを登ると次は壁が出る。まっすぐ行きたい氷が全然発達していない。12時15分。ロープを出して左のフェースをドライツーリングで登る。III級程度で、ランナーを必要と感じない。もともと取れないが。途中、アイゼンが外れてちょっとビビる。2P目もロープを出して、きつい薮漕ぎになるのでロープをしまる。最上部は知床なみの薮漕ぎ:雪の付いたクリスマスツリー!幸い、それほど長くない。
14時40分、稜線に出たら、Mt Lincolnの山頂を訪れ、Mt Lafayetteまで快適な稜線を歩き、少し下ったところにテントを張る。16時、日没。2人宴会で、ジャパニーズ・ストアで買ったカレーを食べ、大量の酒を飲む。

11月21日 曇

ゆっくり起きて下山する。ゆっくり帰る。アルパインはやっぱり楽しい。

--heiki
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2010年11月17日

11月12〜14日 アルパイン@Mt Washington, NH

1週間前からアイスクライミングを予定していたが、直前の現地情報を見たら暖波で氷がほとんど融けたと予想。
そこでこの周辺の一番高い山、Mount Washingtonの岩場へ偵察に行き、氷があれば氷を登る、なければ岩を登ると決めた。

13日 晴
前夜発でIntervaleへ。面倒くさいから駐車場でテントなしで寝たが、気温がー10度まで落ち、顔が寒かった。朝、車のタイヤがパンクしていて、交換作業で時間ロスを喰らう。まぁ、どうせのんびり気分だったが。

Pinkham NotchからHuntington Ravineまで登って、氷は残骸しかなかったので適当な岩ルートを選んだ:

Cloudwalker II 4 5.7

1P、コーナークラックのベルグラが薄すぎたのでそれ(発達していればニューイングランドグレード4)を避けて、左のIII級程度のフェースからクラックまじりのリッジを登った。ハングの下でビレー(怪しい残置ハーケンをカム、ナッツで補強)。
2P、出だしは左のハングも、右のスラブから垂壁も冬装備だと悪い。ハングを偵察してから、スラブを冷や汗かきながら丁寧に登って、落ちそうになったときピッケルで上のガバをつかんだ。あとは細かいと垂壁も出たがIV-級程度。横クラックでカムでピッチを切る。
3P、フェースを左へトラバースして草付を登る。懸垂地点らしきものを通るが上に抜けると決めていたので、ロープの届くところまでブッシュを強引に引っ張りピッチを切った。
4P、傾斜の落ちたブッシュ帯で、下は雪。80mくらいコンテで登って登攀終了。

登攀具をザックに入れた時は日没が近かった。車まで2時間半くらい歩いて、登山道具屋さんに行ってレストランでステーキを食べてテントで宴会。ニューイングランド流のアルパインは違うな。

14日 晴、風
寝坊して朝10時に起きた。筋肉痛がひどかった。この日は車で一時間離れたクラックのショート・ルートが集まったEcho Cragで登る予定だったが、行ってみたら全部濡れていた。1週間前に凍結していて、この4日間の暖かさで融けたと推定。そこですぐ近くのArtist's Bluffという、豊橋立岩と同じくらいスケールの岩場に行って、適当に遊んだ。風が冷たすぎ!と思ったらボストンに帰った。

山に行けたのは9月以来?!だったので本当によかった。友達から写真をもらったらここにアップします。

--heiki
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2010年10月30日

Gunks!

10月29〜30日 フリー@Gunks

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ほぼ1年ぶりにGunksに行ってきた。今回思ったのは、景色、ルートの長さにおいては負けても、純粋なクライミングの楽しさ、ルートのよさではヨセミテ並みのエリアではないかと思った。今回登ったルートとコメント。
10月29日
Something Interesting 5.7 かぶったところも出る、楽しい垂壁ルート。
Dangler 5.10 上記の3P目のバリエーションで、ハングの横を走るハンドクラックを完全足ブラで3.5メートル位横移動し、リップをヒールフック、マントルで上がる。下は80mの空中。☆☆☆☆☆というしかない!
MH 1P目 5.9、var 5.10 リードの途中雨に降られ、1P目をトップロープで遊ぶだけにした。なかなか気持ち良い垂壁。フィニッシュは左の5.10ハングバリエーションの方が楽しいがランナーが取れないのでリードは辞めたほうがいい。
夜、レストランで食べて地ビールを飲む。
10月30日
Directtissima 5.9 フリクショントラバース、フィンガークラックからガバガバの露出度満点のフェース。だがこれは前菜、以下の2Pアプローチに過ぎない。。
High Exposure 5.6 Gunksを代表するルート。世界一番の5.6!☆☆☆☆☆☆!世界一かぶっている5.6でもあるだろう。アプローチはいくつかある、俺たちはDirecttissimaを登った。快適なビレー・レッジに着く。次、ハングの下のフェースを登ってトラバース、ハングの下にいる。プロテクションは1m足より下、120cmシリングで伸ばしている。下は空気しかない。上は見えない。ホールドを探っても分からない。神にかけて立ち上がるのだ。素晴らしい、素晴らしいムーブ。あとは薄かぶりのフェースを10mくらい登るがホールはすべてガバ。Gunksに行けばとりあえずこれ、というしかない。しかし順番待ちの可能性大なので、平日、朝一を目指したい。
Erect Direction 5.10 3Pのうち2Pしか登らなかった。1P目は楽しいクラック。2P目の核心はボルダーチックなマントル。激ムズ。2時間くらいかけて支点に着くが、力の無さを感じすぎて3P目を諦める。

またどんどんGunksに行きたい。春になりそうだが。

--heiki (2010/11/22)
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2010年08月11日

最近のクライミング、その2。

heiki@Boston --

7月17〜18日 Cathedral Ledge, Whitehorse Ledge (NH) の続き

Whitehorse Ledge: Standard Route 5.6? R 9P ***

前日とは違う初心者と3人パーティーを組んでWhitehorseへ。1P目、スラブを登りハーネスに結んでいる2つのシングルロープが重い。ランナーは25m登ったところのポケットに絶対効かないナッツを1個入れたのみ。60mロープは下から足りなくて、ビレイヤーにスラブを10m登ってもらって支点に着く。今日は落ちべからずの日と分かる。70mの1P目にRではなくXをつけた方が正解だろう。
2P目、快適レイバックにランナウトトラバース。3P目、スラブのポケットにオフセットナッツをスタッキングしてランナーが取れた!何かうれしい。4P目、20mノープロトラバースに階段状のハング越え。5P目、核心だが、トポを見なかったのでグレードより難しいスメアリングをしてしまった。しかしプロテクションはばっちり。6〜9P目、もう簡単なので他のメンバーにリードをさせ、最後はコンテでトップアウトした。懸垂のつもりで登ったが上部スラブは60mロープでも厳しいかもと思って、裸足で歩いて下山。

またEcho Lakeへ泳ぎに行って、他のパーティーがもっと遅かったので結局ボストンに戻ったのは夜2時くらい。

7月22〜27日 Acadia

カヤックの搬送を手伝って、木曜日と翌火曜日とも1日かけてまたAcadiaに行った。

7月23日 Great Head: TRで5.6~5.11 Otter Cliffsから見えるもっと激しい波のうつ岩場。なかなか面白くてリードルートもあることが分かった。今度はそう登りたい。

7月24日 前夜雨が降っていて、朝の天気もいまいち。土日しかいない友達はクライミングに行ったが、俺が抜けてカヤックで海に行った。タイでやったときより本格的っぽかった。大西洋が冷たかったし。

7月25日 Otter Cliffs 朝は雨で、昼から晴れて、午後1時過ぎから登る。やりたかったDrunken Sailor (5.10bだが上部が5.12-に感じる)が滝と化していた。乾いていたGallery Arete 5.9+がめちゃくちゃ面白かった。

7月26日 The Precipice 登りたかった5.10台のクラック達が濡れていたので諦める。前回と違うメンバーでOld Town 5.7をリードさせ、2P目のReturn to Forever 5.9リピート。続いて下の楽しいオフウィスLondon Bridges 5.8とフィンガーConnecticut Cracks 5.11aを登る。

7月27日 朝支度してゆっくり帰る。途中、Freeportという町によって、North Faceのアウトレットストアを訪れる。冬用ハードシェルを半額でゲット。それでも300ドル近くしたが。痛たた・・


7月31日 Crow Hill

超まったり出発で午後1時頃岩場に着く。とりあえずThin Line 5.9、見た目上まったくプロテクションが取れないが行ってみたらばっちり取れる、オンサイトを1テンで失敗。
次、ドイツのSaxonyから来ている仲間がノットクライミング(丸いスリンゲの結び目をナッツのように使う)を教えてくれたのでそれを隣の5.6でトライ。そこそこ決まったと思ったが、終了点についてテンションをかけてもらった時、全てが下からジッパー抜きした。1本めの下から上に効くやつをとり忘れていた・・怖い〜 このノットクライミングについてまた別のところで書きたい。
後でいろいろ登ってから、最後に5.11bのかぶり系クラックをTRでビールを飲みながら遊んでいた。核心のフィンガーロック?レイバック?で笑っていた。

夜は秋から一人暮らしを始めるダンの実家に行って料理教室をやった。この日も、帰りが夜2時頃に。


8月1日 Quincy Quarries

また戻った!とりあえず前回苦労していた5.10に再挑戦。で、ダメ。自分で付けた愛称SMS(シット&モアシット:ホールドのよさを表現している)、こいつはやっぱり手強い。となりの5.9を今回余裕でクリア、ちょっと離れた5.10と言われたがトポによれば5.8+のストレニュアス・クラックもそこまで問題なし。
そして何と、SMSに戻ったら、ムーブができた!喜び!Hell yeah!ボルダー壁でV4〜のスローパーをやりまくっていた価値があった。1本目プリクリップしたら、これをリードできる日もそこまで遠くないかも。秋か来年のプロジェクトか〜
やる気溢れてすぐそこの5.12のホリブル・グラフィティ・スタートの出だし(核心)もできた!出だしを何回ものトライで指が死んでメイン・クラックがもうダメだったが。

夜はクライマー同士で屋上BBQ+飲み会 ^_^


8月7〜8日 Rumney

またキャメロットのロッジをベースにしてラムニーでスポーツクライミング。金・土の夜、ギタリストがいたので尺八+ギターで焚き火の前で演奏会。

7日、Upper Darth VaderでThree Easy Clips 5.11a OS, Squall 5.10d RP。超かぶっていて超ガバで超楽しかった。続いて上のJimmy Cliffで長いフェース5.10a FLの後、いろいろとTRで遊ぶ。

8日、Main Cliff-Left (Venus Wall)でトップかぶりMen in White Suits 5.9, ガバガバフェースの5.10a、長い、小ハングに!大!ハングを越えるArmed, Dangerous and Off My Medication 5.10b、全て楽しい、全てオンサイト。

川で泳いでビールを飲んで帰る。
posted by sangakubu at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 山行

2010年08月03日

最近のクライミング。

heiki@Boston --

山がなくて、山行できなくて寂しい日々。だがその分、週2日以上フリーに行っている。写真、ルート名を見つけたらまたアップデートします。

7月11日 Quincy Quarries (MA)

ボストンから車で20分、古いクィンシー採石場がある。このニューイングランド地方の古い花崗岩建物の石材は実はここから来ている。10年前までは水がいっぱい入っていて20m岩壁の激しいDWS現場だったが、埋められ、今は少数のスポーツルートやNPルートと多くのトップロープルート、そして非常に多くのグラフィティを誇っている。

この日は5.8から5.12まで何本もTRで登った。(5.12は一手目のグラフィティでスメアリングできなくて落ちまくっていたが)。日が暮れたらそのままその場でBBQ(アプローチは駐車場から2分!)。


7月17〜18日 Cathedral Ledge, Whitehorse Ledge (NH)

クラブの2つめのキャビン近くの岩場に、前夜発10人で行った。金曜日、ビールを40本くらい買おうとしたところ、レジにいた3人の身分証明書がお願いされ、EUの運転免許を出したがダメで、パスポートを持ってないかと聞かれた。パスポートを持っていなかったので、俺のせいでビールが買えなかった! まぁ若く見えているのはうれしいけど。日本との正反対。

Cathedral Ledge: Recompense 5.9 5P ***

始めて一緒にクライミングする二人と3人チームでマルチ。3P目あたりで、ビレイヤーがATCを逆向きに使っていることに気付く。ワケを聞いたらフランスではそう教わったらしい。じゃ〜悪いけど俺のリードはクライマー側を上にビレイしてとお願いしてから登りつづける。

ルートはオールNPですごく楽しかった。日当たりが熱くて一人500CCの水が全く足りなかった。林道を歩いて取り付きに戻るとき、飲み物の話ばかりだった。El CapitanのEast Buttressを思い出した。

近くのFunhouse 5.7の1P目で支点の作り方等講習をやってからリードの練習をさせた。後で近くのEcho Lakeへ泳ぎに行った。普通は一人4ドルかかるけど、午後6時以降入れば無料。最高に愉快だった。買出しの時、俺が車に残っていてビールをGET。夜は宴会。


つづく・・・

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2010年06月02日

クライミング:Acadia

なぜか、このブログがheikiの海外クライミングブログに変身しつつある気がする・・

5月31日(Memorial Day)の3連休を利用し、メイン州海岸Mount Desert Islandにあるアカディア国立公園で3日間クライミングして来た。ボストンから片道5時間以上の運転で、遠いな〜と思った。あら、浜松から小川山までもそれくらいだっけ。でも富士川の方がずっと景色がいい。

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エリアは海辺のOtter Cliffsと内陸2キロのThe Precipice。
前者は城ヶ崎に似ていても城ヶ崎よりずっと簡単な棚状のトップロープルート(ボルト打ち禁止でプロテクションに乏しい:上でカムを使ってトップロープ支点を作るルートがほとんど)。
後者はアメリカならではの素晴らしい花崗岩クラックを誇るエリアでマルチピッチを楽しめた。景色も大変よくて、マルチピッチで5.9フィンガーレイバックをやっている最中、後ろに広がる海をそっとみたらクライミングって楽しいな〜と改めて思った。

The Precipiceにはカメラを持っていかなかったので写真はすべてOtter Cliffs.最後は10度以下の海で泳ぎました。

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