1週間前からアイスクライミングを予定していたが、直前の現地情報を見たら暖波で氷がほとんど融けたと予想。
そこでこの周辺の一番高い山、Mount Washingtonの岩場へ偵察に行き、氷があれば氷を登る、なければ岩を登ると決めた。
13日 晴
前夜発でIntervaleへ。面倒くさいから駐車場でテントなしで寝たが、気温がー10度まで落ち、顔が寒かった。朝、車のタイヤがパンクしていて、交換作業で時間ロスを喰らう。まぁ、どうせのんびり気分だったが。
Pinkham NotchからHuntington Ravineまで登って、氷は残骸しかなかったので適当な岩ルートを選んだ:
Cloudwalker II 4 5.7
1P、コーナークラックのベルグラが薄すぎたのでそれ(発達していればニューイングランドグレード4)を避けて、左のIII級程度のフェースからクラックまじりのリッジを登った。ハングの下でビレー(怪しい残置ハーケンをカム、ナッツで補強)。
2P、出だしは左のハングも、右のスラブから垂壁も冬装備だと悪い。ハングを偵察してから、スラブを冷や汗かきながら丁寧に登って、落ちそうになったときピッケルで上のガバをつかんだ。あとは細かいと垂壁も出たがIV-級程度。横クラックでカムでピッチを切る。
3P、フェースを左へトラバースして草付を登る。懸垂地点らしきものを通るが上に抜けると決めていたので、ロープの届くところまでブッシュを強引に引っ張りピッチを切った。
4P、傾斜の落ちたブッシュ帯で、下は雪。80mくらいコンテで登って登攀終了。
登攀具をザックに入れた時は日没が近かった。車まで2時間半くらい歩いて、登山道具屋さんに行ってレストランでステーキを食べてテントで宴会。ニューイングランド流のアルパインは違うな。
14日 晴、風
寝坊して朝10時に起きた。筋肉痛がひどかった。この日は車で一時間離れたクラックのショート・ルートが集まったEcho Cragで登る予定だったが、行ってみたら全部濡れていた。1週間前に凍結していて、この4日間の暖かさで融けたと推定。そこですぐ近くのArtist's Bluffという、豊橋立岩と同じくらいスケールの岩場に行って、適当に遊んだ。風が冷たすぎ!と思ったらボストンに帰った。
山に行けたのは9月以来?!だったので本当によかった。友達から写真をもらったらここにアップします。
--heiki
2010年11月17日
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