2009年12月30日

山の食料科学:褐色脂肪

バターなど脂肪類は、冬期長期滞在に効率がよく、体が暖まるいい食料だ、という結論が。。

最新の研究、例えばここここでは、
「brown adipose tissue」=「brown fat」、日本語で「褐色脂肪」が大人の人間にも存在し、その量が寒さによって増えるんじゃないかという結果が出ている。

褐色脂肪は一般的に乳児・幼児の体内に大量に存在し、高脂率な母乳の脂肪を熱量に直変換できる脂肪組織である。幼い哺乳類の体温を保つのに不可欠な機関であることは言うまでもない。

現在使われている医学の教科書にも、大人のヒトには褐色脂肪がないと書いてあるが、普通の人間にも喉あたりには少量にあり、しかも寒い環境に生活する人間には比較的に多い、ということが最近の研究で少しずつ分かりつつある。

つまり、冬山など寒い環境で滞在すると、自然的な細胞分裂によって褐色脂肪が増え、あぶらをとれば体温が保てる、ということになる。

いつあぶらをとるべきかについて、科学的な結果が出ていない。もちろん、炭水化物をなしにして脂肪だけで行く訳にはいけない。特に糖類が脂肪類よりずっと早く変換できるからだ。

しかし直感的には、朝ごはん、レーションに今より多めに入れるべきじゃないかと考える。後者はナッツ類、チーズを追加する;だが朝飯にピーナッツバター、マヨネーズはピンと来ない・・美味しいレシピ−を持っている人、いないかね?

posted by sangakubu at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記